オカルトサイド

銅版画 (原題 Mezzotint) / M.R.ジェイムズ

イギリスの荘園風景

M.R.ジェイムズの『銅版画』 (原題 Mezzotint)はどんな話?

あらすじ

M.R.ジェイムズの「銅版画」という作品について、簡単に紹介します。

“絵画・銅版画コレクターのウィリアムズは、一点の銅版画を推薦され購入しました。その絵は何の変哲もなく、大して価値がないように思えましたが、実は少しずつ変化していく銅版画でした。ウィリアムズはその絵の舞台で何が起こったのか、真相を探ります。”

※以前は作品の詳細な紹介文を載せていましたが、著作権侵害の可能性を考慮して、簡略化しました。ご了承ください。

作者の M.R.ジェイムズ について

イギリスの学者であり小説家であるM.R.ジェイムズは、フルネームを モンタギュウ・ロウズ・ジェイムズ といいます。日本では M.R.ジェイムズ と記述される方が多いようです。
イギリスの名門イートン校の学長を務める傍ら、数々の怪奇小説を執筆しました。また、教会、聖書、古書、美術品関係の研究も行っており、彼の怪奇小説もそれらをテーマにしたものが多くあります。
彼の作風は古典的なゴーストストーリーで、大抵は平穏な日常生活を送っている人物が、偶然奇妙な出来事に巻き込まれるという形になっています。

 

 銅版画 とはどんなもの?

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ヴォイニッチ手稿には “読める文字” がある!?

読めないヴォイニッチ手稿の読める文字とは?】

ヴォイニッチ手稿に登場するローマ字の謎

①3月らしきもの

ヴォイニッチ手稿といえば、読めない文字で有名ですが、実は読める文字もあることはご存じでしょうか?

 

例えば、こちらのページ。

中央に描かれた魚座らしき絵には、”mars”と書かれています。

これは火星の mars ではありません。
フランス語で“3月”のことです。
他にアイスランド語、スウェーデン語でもそのように言うようです。

魚座の時期はちょうど3月。

ここだけ急に読める単語が出てきたので面食らいましたが、おそらく過去に持ち主であった誰かが書き込んだものでしょう。インクの状態も、他の文字に比べると新しいようです。

3月以外の書き込みも調べてみました。 続きを読む

ヴォイニッチ手稿の植物たち

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【ヴォイニッチ手稿の植物の項を分析】

<挿絵の描き方から分かること>

奇怪な絵柄や謎の文字のインパクトから抜けると、まず気になったのは挿絵の雑さでした。

最初は、詳細に描かれているように思うのですが、見慣れてくるとあることに気付きます。

1.葉脈がない

小さい葉はともかく、幅広の大きな葉であっても、ほとんど葉脈が描かれていません。
花弁の細かいぎざぎざや、根とおぼしき部分の鱗のような物は描き込まれているので、一見よく観察されているように感じますが、それだけに葉のべったりとした描き方が気になります。

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読めそう!? でも 読めない! ヴォイニッチ手稿

【ヴォイニッチ手稿とは?】

ヴォイニッチ手稿は謎の文字で書かれた絵入りの古文書

“ヴォイニッチ手稿”という名称は、発見者であるポーランド系アメリカ人の古書籍商、ウィルフリド・ヴォイニッチにちなんで名付けられました。

1912年、ヴォイニッチはイタリアの僧院で発見された彩色写本のコレクションの中に、不思議な本が一冊あるのに気付きました。

それは小型の四つ折り判で、およそ 23cm×16cm の 仔牛皮紙(ヴェラム)に手書きの文字、植物や天体とおぼしき挿絵が描かれたものが246ページ程ありました。
13世紀後半のものと思われましたが、10ページほどの欠損といくつかの表面の剥離を除けば、保存状態は極めて良好でした。

しかし、誰もこの本の内容を知ることは出来ません。

なぜか。

まずはこちらをご覧ください。

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